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利休にたずねてみたら・・

『こ・・これは酷い』と絶句されるかもしれないって。

モントリオール映画祭で、なんか賞をとったとか言う「利休にたずねよ」という映画、私は原作も読んでないし、原作者・山本兼一の他の作品も全く知らないし、映画もまだ見てないから,記事にするのは見てからにしようと思ってたんですけどね。

えっ?見に行くつもりだったのって?
はい、そうなんです。團十郎さんの遺作だし、日本の自然の美しさ満載の歴史映画かと勝手に想像してましたの!

だけど、見た方たちの口コミ評判を目にしたら、お金払ってまで見に行こうって気がフニャフニャ~と消滅してしまいましたワ。どうしましょ。

それにしても、利休と朝鮮の御姫様の組み合わせなんて、無茶すぎないですか?
お茶の話なのに、無茶!(← ダジャレですが・・・)

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小説や映画はフィクションだから、そりゃ、必ずしも歴史に忠実に描かれるわけじゃないとは思いますが、いくらなんでも、茶道が半島から伝わったというのは、やばくないですか?

でも、製作協力に表千家のお名前もクレジットされてるそうなんですが、本当にええの?これで?って心配してましたら、ありました。茶道の先生のブログに、これ

習心帰大道《表千家都流茶道教室・月桑庵》in 池袋
http://ameblo.jp/darkpent/entry-11727510707.html

  【映画】『利休にたずねよ』の嘘を暴く【改訂】
2013-12-11 21:00:00

 正直、書くかどうか悩んだのですが、間違いが流布しては堪らないので、『利休にたずねよ』の嘘を書いておきたいと思います。


・宗恩との純愛ストーリーになっているが、利休は判明しているだけで最初の妻、宗恩、妾と三人の妻を持っている。当時の常識では、当たり前の行為で、宗恩を引き取ったのも、一般的な行為。
因みに、利休は少庵に跡を嗣がせる気がなかったことが、宗旦を寺に出して出家させていることから解る。
利休死後、道安が家督を嗣ぐと、少庵は京千家を起こし、堺千家から独立している。


・作中で韓国の国花である槿がフューチャーされているが、利休が愛したのは京椿。槿ではない


日本人が李氏朝鮮の姫を捉えたことも拉致した事実もない。青年利休との心中はフィクション。
因みに、当時李氏朝鮮は日本に従属しながら明にも朝貢しており、毎年美女を3000人も差し出している。
※コメントにもありますが3000人というのはどうやら誇張だったようです。
 訂正の上お詫び申し上げます。


・李氏朝鮮の姫に利休が唐辛子を買って喜ばせる演出があるがこれも嘘。朝鮮に唐辛子が広まるのは、秀吉の朝鮮出兵で防寒用に持ち込んだ後。利休存命中に日本は李氏朝鮮を攻めていない。朝鮮出兵は利休の死後のことである。


・茶道は朝鮮半島を経由せず支那より直接渡来したが、それは喫茶法であり、点前の式法ではない。式法は中尾真能によって能や弓道、礼法を参考にして、日本で独自に定められたもの。因みに当時の朝鮮では抹茶は飲まれておらず、煎茶法である。これも貴人のみに許されたものである。
因みに、韓国で茶道を弘めたのは珠光流の梅笑庵宗雹。日韓併合時代にの妙心寺京城別院でその相伝が行われた。


・当時李氏朝鮮では、日本で持て囃された井戸などは雑器であり、貴人が用いないことが、秀吉が謁見を許した通信使の発言で分かっている。つまり、李氏朝鮮の姫が利休に井戸などの良さを教えることは出来ない。
因みに、秀吉が謁見を許した通信使は実は朝貢使。日本が井戸茶碗を出したら、貴人用は景徳鎮だと怒った逸話が残っている。


・作中で秀吉が朝鮮の文化を奪った悪人のように描かれているが、秀吉は高麗に明への道案内を命じたが、明にも従属していた李氏朝鮮は面従腹背ができない状態になったため、道案内を断った。これに怒った秀吉が朝鮮出兵を決めた。利休はこれを諌めている。実際に出兵すると人口の五割に達する奴婢の協力もあり、日本軍は快進撃。王宮などは日本軍が到着前に焼き払われており、日本軍が破壊活動をするまでもなかった。
また、朝鮮出兵で各武将は陶工を連れ帰ったが、和睦成立後陶工の返還を求めた李氏朝鮮だったが、殆ど帰国しなかった。


・作中では日本人の職人が誰も作れなかったことになっていて、高麗物の茶壺を見せているが、利休は愛娘より大切な橋立の茶壺を持っている。高麗物を見せるのは不自然。
また、加藤景正ら瀬戸の工人は利休以前にすでに茶陶を作っている。古伊賀や古信楽も珍重されている。


・作中で秀吉が名物を邪険に扱うが、当時の名物はほとんどが唐物。秀吉は大の舶来好き。当時、多くの名物を占有していた。勿論、高麗物でも大切にしている。


・作中に登場する高麗物の緑釉はフィクション。緑交趾は明や交趾から直接日本にもたらされた技術。長次郎の父あめやも交趾焼の技術を持っていたといわれる。当時の高麗では貴人は景徳鎮に似せた白瓷を追い求めており、白瓷器が主流。


作中で麗しい衣裳としてチマチョゴリが登場するが、チマチョゴリは授乳着であり、乳が丸出しだった。これが現在の形になったのは日韓併合以後。また、当時、李氏朝鮮には染めの技術がなく、小汚い衣裳だった。

と、原作もなんですが、よくもまぁこれだけ捏造が詰め込めたもんですね。時代考証なんか全くされてません。

娯楽映画だからと言ってもやり過ぎです。

追記
誤解があるようですが、私は「観るな!」と言っているのではありません。
折角の作品ですから「嘘は嘘として知っておいて、作品を観るべきだ」と主張したい。
ここに書いてあることが「ヘイト」だというのなら、反証をしていただければよいと思います。
簡単に調べられることばかり。
是非、お近くの茶道を習っている人にお尋ねになってみてください。




☆お茶を飲む習慣がなかったことは、明治9年(1876)6月、日本政府から朝鮮国京城(ソウル)へ派遣されたときの宮本小一外務大丞の記述が残ってます。

茶(緑茶)は無い。
 干した生姜の粉と陳皮(蜜柑の皮を干したもの)を砕いたのを煎じたものを「茶」としている。貴人はこれに人参(朝鮮人参)を入れて人参湯と称する。つまり煎じ薬を飲むにも似ている。



花畑脳だった私は、仁寺洞の韓国伝統茶の茶店で五味茶、棗茶、ゆず茶なんかをオコシとかポン菓子みたいな茶うけと一緒に提供されたのを、ホントに喜んで飲んでましたね。
ヌルンジと呼ばれるオコゲ茶に至っては、お茶って言うか~釜のオコゲもこさげて飲み干すほどビンボーな生活だったんだね~という感想も一緒に飲み込んでました
美味しかったけど、お茶か?あれ?

利休はゴツゴツとした素朴な陶器に初めて美を見出した人で、それまでは種入れとかの生活雑器だった信楽は、利休のおかげで有名になった。
だから朝鮮の磁器が利休に影響を与えたなんてあり得ない。
白磁いがいの朝鮮の磁器は秀吉と古田織部が見いだすまで埋もれてた。 とか。


これ前にも紹介した「韓国の茶道」ですが~
もう一回、見て、爆笑してください




『利休にたずねよ』
ご覧になったかた、よかったよ~とか ありゃ無いよ~とか なんでも良いです。
カンソーを聞かせてくださいな。
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あなたへ

「久しぶりに美しい海を見た」映画の中でのセリフのまま、
久しぶりに美しい映画を見ました。

期待どうりの、いい映画でした。極上の大人の映画ね。

IMG_0002_20120825231248.jpg



高倉健さんの存在感がすごいです。「すごい」なんて言葉しかないのか?
ないです。すごいんです。

顔のシワも手のシミも、全てが高倉健!でした。
もちろん、長い脚、しゃんと伸びた背中も。

富山から長崎まで旅をするロードムービーなのに、大きな事件が起こるわけでもない。
説明もないし、セリフも少ない。でも、キャストと風景は豪華よ~ 
一切を見る者の想像に任せてくれる贅沢な映画です。 

云いたいことを全部言わない。伝えたいことを全部伝えない。
なのに、人が人を思う気持ちがあふれて、真面目に感動しました。


これ以上は「まだ見てない」人のためにね。

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私ら夫婦は、映画を一緒に見ても感想を話し合うなんてことしません。
本当に、気が合わないんです。
違う映画を見たのか?と思うほど。

その気が合わない二人が「あなたへ」を見終わってロビーに出るや、
思わず「か~~っこいい!」と同時につぶやいた。

健さん、か~~っこいい!!!





ただ あなただけ

ソ・ジソプペンのまきしゃんからDVDが送られてきた。
「ペヨンジュンの新作がないなら、これでも見なさい」と言うことか ありがと。

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辛そうな顔や泣き顔ならこの人、苦悩のソジソプ!
ボクサーの役だから、トーゼン、ボクシングの試合のシーンが多いんだけど、これが、けっこうキツイです。
ラブストーリーなのに男性客動員数が多かったのは、強烈な試合シーンのためか?
ソジソプの鍛えられた完璧なボディを見るだけでも、いいかも・・

アクションシーンのたびに「あ~ウリには、させられないわ~」と心が乱れる。。

ヒロイン役のハン・ヒョジュ、この人、誰かに似てるな~と思いながら見てたんだけど・・
ほれ、デビュー当時の中森明菜に似てる!

交通事故で両親をなくし、自身も視力を失ったけど明るく生きる、笑顔の可愛い娘。
その娘を守ろうとする前科者のボクサーの一途なラブストーリー。

<ラストは号泣>とレビューで読んでいたから、泣くつもりだったのに・・・

     泣けなかった。  


いや、ソジソプもハンヒョジュもすっごくいい演技してるんです。上手い!
ストーリーも切なくて、悲しくて、やがて 暖かい。

演出も、ほら泣け!それ泣け!これでも泣かないのか?
・・・って感じなんだけどね、泣けなかった、私。



なんていうか~
思った通りの展開で・・

こうなるぞ、ほ~ら、やっぱり~~と思いながら見る私が、いけませんネ。






ごめん 私は、ペヨンジュンを 待ってる。

ただ あなただけ  

牛の鈴音

監督・脚本・編集 : イ・チュンニョル 
出演:の79歳のチェ爺さんと76歳のサムスン婆さんと、40歳の牛さん


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第13回釜山国際映画祭、最優秀ドキュメンタリー賞
第34回ソウルインディペンダント映画祭 観客賞
第16回カナダ国際ドキュメンタリー映画祭 アーティスト賞
第 7回シルバードックスドキュメンタリー映画祭  シネマティックビジョン賞
第45回韓国百想芸術祭 新人監督賞

・・・と、これだけ華やかに各賞総なめして「牛の鈴音シンドローム」を引き起こし・・
去年12月には日本で公開されたけど、うちの方では上映もなかった~(地方の悲しさよ)
そこでレンタルDVDで鑑賞です。 だから、映画の紹介ではなく、DVDの紹介

頑固な農家のおじいさんの日常を描いた静かなドキュメンタリーなので、ストーリーと云うほどのものもないし、ここで泣け!っていう演出でもないんです。

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それなのに、ある場面でスイッチが入ってしまったら、もう、涙が止まりません。
石の花さんとcollienetさんも「見て、泣いた」と<チュソクなので>でコメントしてくださってます。
(スイッチが入らなかったら? 知らんわ~ そんなん・・)

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映画の初めに、韓国の美を辿る旅<風景14>の三枚目の写真の「清涼寺」が登場します。

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足の悪いチェ爺さんがお婆さんと一緒に清涼寺の長い石段を上って行くんです。
すごい、長い長い長い 険しい石段・・です。

このお寺を上から撮った写真があるってことは・・・・
ぺヨンジュンも、この険しい石段を登ったってことですやん。。
韓国の美を辿る旅の取材旅行中、ヨンジュンの足はまだ完治してなかったはず・・・
チェ爺さんのように、ペヨンジュンも痛い足で、黙々と登ったんだろうか・・
で上れるう回路があるかな?)

「善徳女王」や「トンイ」の撮影地にもなってます。(いらん情報でした・・)


どんなにイライラしても、チュソクの間には、な~~んも聞こえてこないと思うから、、
チリンチリン・・っていう牛の鈴音を聞いてみるのも、いい。

あなた・・・何処の場面でスイッチが入りました?  チリン チリン




映画『悪人』

この前は、レビューはやめとこって云ったけど・・・
久しぶりに「よかったよぉ~」って云いたくなる映画だったから、
やっぱ、アップしよっと!

ヨンのことばっかり見てたら、くたびれるし(笑)

悪人

監督:李相日、原作:吉田修一、
音楽:久石譲、脚本:吉田修一 、李相日

キャスト:妻夫木聡(清水祐一)、深津絵里(馬込光代)、
岡田将生(大学生) 満島ひかり(石橋佳乃)
     樹木希林(清水祐一の祖母)、柄本明(被害者の父)

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「なぜ殺したか」「なぜ愛したか」「誰が本当の悪人なのか」とキャッチにあるけど、
誰が悪で善かなんて、そんなことよりも、誰もが内に抱える「孤独」が、胸に突き刺さる映画でした。

祐一と光代の愛情表現が不器用すぎて、せつな~~いです。

石橋佳乃
という娘は、演じてる満島ひかりの素じゃないかと思うくらい、嫌な子です。
(満島ひかりがサラリと屈託なく「嫌な子」演じてるから「出会い系」という設定を違和感なく受け入れることができます。)

石橋佳乃は三瀬峠で祐一に殺されてしまうけど、それでも、祐一に同情して悲しくなるほど、嫌な娘。
この娘だって、寂しかったんだねと思うけど、同情は、、、、できまっせん!
殺されても良い人なんて、この世にいないけど・・・・

でも、その嫌な娘にも、当然、両親がいて、両親の哀しみ憤りは胸に迫るね。子を持つ親なら~
こんな嫌な娘でも、両親にとっては「かけがえのない大切な人」なの。

清水祐一は解体業に従事してて、大人しくて、車が好きな男の子。小さい時、母に置き去りにされて祖父母に育てられて・・なんて、私は珍しくないと思う。
若い男の子が、車と女に興味があるって普通だと思う。

でもね、両親に愛された記憶のない人は、他人への愛の表現がヘタ。不器用かもしれない。

明るくて屈託なのない笑顔が似合う妻夫木聡が、暗くてモッサリして不器用で、キレると何すっか判んない人を体当たり演技ね。新境地を開いたね。
妻夫木くんが悪人ツラしても、ちらっと可愛いくみえるから、余計に清水祐一という青年がリアルだった。
ちょっと運が悪かった。。。タイミングが悪かった。それだけかもしれない。。殺人。

佳乃を三瀬峠に置き去りにした大学生は、何の罪にも問われないんですよね。
これから先もチャラチャラ粋がって生きてくんだ。でも、こいつも孤独地獄に落ちるわ。

んで!深津ちゃん! シンデレラエクスプレスに乗って恋人に会いに行ってた娘は、殺人犯と逃避行するまでになったんだ~。大好きな女優さんですよ。
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深津絵里の演じる馬込光代も、何処にでもいる真面目で大人しくて地味な子。
地味で何が悪い?と云いたいくらい、世の中、明るい人が求められるけど、ホントはね、光代みたいに地元の高校を出て、家と職場を往復するだけの毎日・・って、良くあるでしょ。普通でしょ。

平凡な毎日が退屈で孤独で、誰かに逢いたかっただけ。誰かと話をしたかっただけ。
祐一と光代の逃避行の先には、破滅しか見えないけど、あ・・ここで、「俺たちに明日は無い」とか思い出したけど・・違うね。日本映画のキメは細かい。

祐一は、祖母にとって、大切な「私が育てた子」。
殺人犯の祖母を取材しようと群がる記者たちにもみくちゃにされる姿を見たら、
なんで、真面目に生きてきただけなのに、こんなに虐げられる?と憤慨しますね。
その記者たちを一喝したバスに運転手、たったワンシーンなのに大きくジンワリと効いてきます。

祖母の樹木希林がいいですぅ~。なんで、あんなに巧いんだ!
短いセリフ、無表情。。それでも伝わる「愛」ですよ~

深津絵里、妻夫木聡、樹木希林の演技に感動したんです~とか、
さすが、久石譲!!、BGMがとても良かったです~とか、
月並みな感想しか云えないから、ここまで書いて、あ、やっぱ、止せばよかったと後悔・・
でも、ま、ここまで書いちゃたから~後悔しながら公開。(笑)

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書いたついでに、李相日監督さんのことも・・・

李相日監督、フラガールの監督さん。フラガールは色んな賞を総なめしたでしょ。

この監督さん、噂では、同じ場面を何回も撮りなおすことで有名なんだって・・

モントリオール映画祭で主演女優賞を受賞したとき、深津絵里が云った言葉。

「監督の最後まで妥協を許さない演出と、その思いに応え続けたスタッフの皆さん、共演者の妻夫木さんや皆さんで戦った証。みんなで勝ち取った賞だと思ってます」

映画を撮影した日々を「戦った」と云った深津ちゃん。
すっごく大変な思いをしたんだね~タシハンボン タシハンボン・・って、監督が繰り返すから。(笑)

李相日監督は、一回OKしても、何日か経って「やっぱり撮りなおす」なんてことも度々あるんだって。
タシハンボン・・・タシハンボン・・・って、納得できるまで妥協しないんだって。。

      タシハンボン! 妥協しない。。。   誰かに似てるでしょ? ヌグジ?








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